パイプの愉しみ方

パイプの愉しみ方

パイプの世界の超人・関口一郎氏、満102歳の誕生祝い開かる

日本パイプクラブ連盟事務局

パイプの世界の超人・関口一郎氏の満102歳の誕生祝いが、このほど銀座で開催された。当日は本業のコーヒー店の経営者、業界関係者、ランブルの顧客、関口さんの趣味の世界の、トローリングの関係者とパイプの世界からは鈴木パイプクラブ連盟名誉会長、梶浦連盟会長、青羽常任理事が出席した。関口さんを囲み、関口さんの長寿とパイプ、現役コーヒー焙煎家としてのご活躍ぶりを話題にして和気藹々のひと時を過ごした。
パイプを老年になり止めてしまう人もいるようだが、関口さんは102歳になる今も、なお毎日パイプを愉しみ、手放さないというパイプスモーカーの鑑である。

関口さんは1914年5月26日に淺草で生まれたちゃきちゃきの江戸っ子である。関口さんの人となりと過ごされ方については、この日本パイプクラブ連盟のホームページの2012年6月4日から、10月10日まで、18回にわたり「パイプと吾が人生を語る」に詳しく載っている。
早稲田の理工科を出てエンジニアの道を進むはずであったが、ふとした機会から、学生時代に取りつかれ美味しいコーヒーを飲みたいとの研究心から始めたコーヒーが、本業になった。コーヒーだけの店「カフェ・ド・ランブル」を経営され、毎日コーヒーの命である焙煎をされている。


パイプは10代の半ばに始められたとのことである。パイプを喫っている人の得も知れぬ香りにひかれ、ラジオ制作の懸賞金で得た5円を元手にパイプを購入、パイプの世界に入り、以来のベテランスモーカーである。来年創立50周年を迎える日本パイプスモーカーズクラブ設立の設立発起人の一人であり、第2代クラブ代表を満99歳まで代表を務め、全日本パイプスモーキング選手権大会の第2回チャンピオンである。以前はトローリングやアーチェリーも楽しんでおられたが、今はパイプ一筋である。コーヒーとパイプが関口さんの長寿を支える車の両輪である。
なお、文芸春秋誌6月号は「100歳まで生きる」を特集にしているが、その中で「スーパー100歳が実践する健康法」と題して100歳を越えてなおかつ活躍している5人の人を取り上げているが、その一人として関口さんが紹介されている。


日本パイプクラブ連盟による過去の連載をご紹介します。