大会記

大会参加記

第 46 回パイプスモーキング選手権大会 名古屋 大会記

第 46 回パイプスモーキング選手権大会が昨年、2022 年 10 月 2 日に名古屋市の三越屋上ビアガーデンマイアミで開催されました。2019 年、第 45 回の大会から 3 年ぶりの大会です。コロナ禍の中ではありますが、収束が見え掛けての開催でした。

名古屋で大会が開かれたのは、前回 2015 年 7 年ぶり 3 回目の大会です。今回の会場は半屋外となるビアガーデンでの開催で、今までのホテルでの大会とは違う雰囲気を皆さんに楽しんでいただけたのではないかと思います。

 

大会はトランペットの演奏から始まり、森谷会長の挨拶「スモーキングを楽しんでください!」その掛け声の後、いつも通りの手順で、競技パイプとルールの説明、テープカット、選手宣誓と続き、柘審判長のゴングの合図で競技が始まりました。半屋外ではありましたが、着火時の煙の立ち昇りは、会場を紫煙で埋め尽くすようで実に爽快でした。この光景を見るだけで大会を開けて良かったと思わせます。

 

競技への出場者は 138 名(会員 113 名、フリー25 名)団体戦に参加したクラブは 15 クラブ、競技パイプは深代喫煙具製作所の「ダブリンシェイプ」、使用たばこはアイメックスの「飛鳥」でした。個人的には火持ちが良く長く吸えるたばこだとは思いますが、今大会は、初の半屋外大会と言うこともあり、予想では 90 分ぐらいで決着がつくのではと思っていました。今回の着火ミスは 5 名、30 分を超えたあたりから、次々と消えていく人が出てきましたが、当日は風のない穏やかな天候に恵まれてか、1 時間を超えても 3 割程の選手が残り、90 分越えは 5 名、その中に「なごやかパイプクラブ」の最年少 22 歳、大会初参加の小森くんの姿もありました。最後は、「徳島パイプクラブ」の山蔭さんと「なごやかパイプクラブ」の小森くんの一騎打ちとなり、流石にそこはベテラン、熟練度の差か「108 分 45 秒」のタイムで山蔭さんの優勝でした。ジャイアントキリングは起きませんでしたね。優勝した山蔭さんには、柘製作所から「イケバナ」と、なごやかパイプクラブから「小坂パイプ」が送られました。2 本取りです!もし女性が優勝していれば、レディース優勝の賞品と合わせて 3 本取りの可能性も…なんて豪華な大会でしょうか。しかし準優勝となった小森くん、そして団体 3 位となった「なごやかパイプクラブ」、今大会の主幹クラブとしては堂々の成績だったのではと個人的には大変喜んでいます。

 

 

競技の後は、成績発表、ビアジョッキを掲げての乾杯、食事はバイキング形式のパーティと移り、余興にはビアガーデンのアイドル「マイちゃん・アミちゃん」のライブ、昭和感のある選曲で会場を大いに盛り上げてくれました。そして最後はトランペットの演奏でお見送り…。

 

 

今までは歴史ある格式高い大会を重んじてきたのだと思いますが、今回、前例のない半屋外大会で会場はビアガーデンということもあり、これまでとは比べようもなく至らない点も多くあったと思いますが、ビアガーデンらしさを出せた大会となり、きっと参加してくださった皆さまの心に残る大会になったのではないかと思います。

 

次回もまた、皆さまとお会いできる時を心より願っています。そして、大会を開催するにあたり、様々なトラブルがありながらも支えてくれた仲間たちに感謝いたします。

大会実行委員長 なごやかパイプクラブ 小島 健