パイプの愉しみ方

パイプの愉しみ方

ニューヨークパイプ&たばこ事情

柘 恭三郎

ニューヨークは、たばこの喫煙に対しては厳しい場所であるが、たばこ店は多い街だ。

出張でニューヨークに入るとまず、ナットシャーマン、J&R、ダビドフ、とグランドセントラルステーションの前にあるバークレーレックスには必ず顔を出すことにしている。

以前はこの地域のマジソン・アベニューにアーノルドがあったが、残念なことに一昨年店を閉じてしまった。この店は全米で一番ダンヒルのパイプを売る店だったが、駅周辺の開発に飲み込まれてしまった。 ニューヨークでTSUGEのパイプをよく売ってくれたお店だった。

今、ニューヨークの中心部でうちのパイプを見ることができるのはナットシャーマンとダビドフ、そして郊外にあるカップオージョーだけだ。

さて、夜だが食事は、ステーキハウスがいい。高級ステーキハウスのモートンズもいいが、パイプ好きは、クレーパイプが天井にズラリと並ぶ“キーンズ・ステーキハウス”に行ってもらいたい。

気をつけねばならないのは、夜中に葉巻を買いに行くと、昼間とは値段が違うことがあることだ。

一流店ならそんなことは無いが、ダウンタウンの一部のたばこ屋は気をつけたほうがいい。

また、外で葉巻を喫煙していると、キューバものを売りにくる売人(?)がくる。モンテの2番で100ドルだった。

買わなかったことは云うまでもない。

□キーンズ・ステーキハウスHP
  http://www.keens.com/
□キーンズ・ステーキハウスコレクション写真
  http://www.keens.com/More/Photos/index.html
ジョンシルバー・パイプクラブ
柘製作所専務取締役