パイプの愉しみ方

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『軽井沢紫煙会議』紹介

梶浦恭生

あの軽井沢の町にユニークな愛煙家の集まりがある。『軽井沢紫煙会議』である。2009年6月に、たばこ好きの仲間が集まり、第1回の会議を開いて以来、毎月第3土曜日の午後、2時間ほど、毎月々々欠かすことなく開催し、このほど第100回の記念のお祝い会を開いた。

 

会の名前は発足してから1年後くらいに、数ある候補の中から決めたとの由。メンバーは総数で40数名。当初はいろいろな方が参加していたようだが、毎回参加する方、時に思い出したように参加される方、諸事情でなかなか参加できない方と様々だが、最近は常連の7~8名で催している。軽井沢の在住者が主なメンバーであるが、夏の避暑シーズンになると顔を出すメンバーも多い。かくいう小生も数年前にメンバーに入れて頂き、毎年1回くらい季節の佳い時に日程が合えば参加する口である。

 

参加資格は ① たばこ好きであること② たばこのジャンルは問はない③ 会則はナシ④ 喫煙可能年令で男女は問はない――くらいである。会費はいままでは0円、会場での飲食代は自己支払い、のやり方で毎月続いている。

会議の内容は参加者の誰かが話題を提供し、それが次々と展開してゆく流れである。会議の時間は2時間くらい。決めごとは皆に諮って決めるという事にしている。“会議”と銘打って、若干片意地張ったような名前であるが、実際の内容は、茶話会、井戸端会議みたいな、おしゃべりの集まりである。

 

この9月16日(土)、PM2時から、軽井沢駅前の小路を入ったところにある サロン純で第100回の記念会議が開かれた。おおよそ9年間、毎月必ず会議を開いて丁度100回目となり、参加者は17名で過去最大の規模となった。記念会議なので、参加者提供の地酒が3銘柄計2升半とお菓子2品、4種の会議資料で溢れ、サロン純のママさん手作りのうな重を始めとするもろもろの料理で、会議は大いに盛り上がった。

話題の一つ、86才の ( I )さんの話題、JTの前社長と知り合いで、軽井沢紫煙会議の話をしたところ、応援することになったとのことで、今後のJT関係者の参加も期待される。

会議終了間際に全員で記念写真を撮り、第100回記念会議をお開きにした。

後日談になるが、記念紫煙会議解散後、居残った何人かのメンバーが、飲みきれなかった地酒を囲み、午前さま寸前まで楽しく語りあったそうだ。

 

次回の第101回の会議は10月21日(土)PM2時からサロン純で開かれる。今回は会費1,000円。新しく参加希望の方を大いに歓迎するので、気軽に顔を見せてほしいとのことである。

 

軽井沢紫煙会議を主宰しているのは、軽井沢駅から町の方へ歩いて、丁度中間位の左手にある「中山タバコ店」の店主の中山万正さんである。ひょうひょうとされているが洒脱で、人をそらさない人である。中山さんという柱がしっかりしているため、夏の良い季節の折はもとより、厳しい冬でも、律儀に毎月必ず集まり、それが積み重なって100回目の会合が開かれた訳である。

中山主宰者、それに季節を問わず参加されたメンバーにお祝いを申しあげます。

(中山タバコ店 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東25 0267-42-3588)

 

平成29年10月9日