パイプの愉しみ方

パイプの愉しみ方

JPSC旅行会2014報告 「銚子電鉄で行く、丸い地球を感じる旅」

JPSC恒例の旅行会は6月29日・30日に行いました。

JPSCの旅行会は昔から恒例になっております。当初の会員には山岳家も多く、山間部のひなびた温泉等でのパイプ三昧が多かったのですが、最近は東京近郊で遅れて来ても、途中で帰ってもと自由な旅行会になっています。

ただし、毎回テーマはあって今回は「銚子電鉄に乗ろう」ということでの開催でした。

集合は銚子電鉄の銚子駅、JRの銚子駅と同じ構内にあります。電車は単線で、終点外川駅で降ります、実にひなびた駅です。宿に荷物を置き、その足で漁港の中にある昼食会場に向かいました。

昼食をとった犬若食堂は海岸道路沿いにあり、一見廃屋にしか見えない。しかし「きたなシュラン」獲得の店とあって「サルエビのかき揚げ」と「マグロ串揚」など味と量は抜群でした。

例年旅行会は昼食を食べ過ぎ、夕食に差し支えるのですが、今年も同様に、最後にはあまりの量の多さに食事を残し、パイプを喫いに店を出る者も続出しました。

店の70代後半の女将は銚子の気質そのままクラブのメンバーと打ち解け、最後には皆のパイプを喫いだしました。このパイプタバコは軽すぎる、このタバコは良いと的確な判断を下し、後ほど女将にパイプを届ける約束になりました。

このままでは夕食に差し支えるということで、以降の行程は全て歩きに。幸い梅雨の最中にもかかわらず、天候に恵まれ、下総台地の高地愛宕山にある「地球が丸く見える丘展望館」までだらだらした登り坂を歩きました。この館の屋上から、つまり岬の最高地点から見ると確かに360度の風景は水平線が見え、地球が丸く見えました。ここから犬吠埼の燈台まで歩き、まだ元気のある者は燈台の螺旋階段を登り、燈台からの景色を堪能しました。

銚子電鉄で戸川まで戻り、宿へ 。休んだ後夕食、再び海の幸を堪能しました。

夕食後、いよいよ待望のロング・スモーキングコンテストを行います。旅行会のコンテストは二つの特徴があります。一つは例会のコンテストは時間の関係で2グラムですが、時間の心配がないので、全日本と同じ3グラムで行うこと。もう一つは団体戦を行うことである。さらに付け加えれば、旅行会には各自賞品を用意することになっており、団体戦の上位チームから賞品を取ることになっています。

タイムキーパーを務めるベテラン・スモーカーが着火ミスというハプニングがありましたが、順調に経過、優勝は内野さんの91分32秒でした。

終了後は、カラオケに向かった者、部屋に残りパイプ談義に花を咲かせた者とパイプを喫いながら交友を深めました。

翌日は朝食を一緒に取った後、現地での解散となりました。

梅雨の中での旅行会でしたが、幸い雨に合わず、全員食事とパイプを愉しんだ旅行会でした。


日本パイプスモーカーズクラブ