禁煙ファシズムにもの申す

禁煙ファシズムにもの申す

兵庫県知事の嫌煙男井戸敏三が問答無用で成立を目指す「受動喫煙防止条例」批判
日本パイプクラブ連盟事務局

週刊SPA!(扶桑社)でリポーターの神足裕司氏が連載中のニュースコラム「これは事件だ vol.738」で、兵庫県の「受動喫煙防止条例」を巡る騒動が取り上げられているので、ご紹介します。

週刊SPA!(扶桑社)

兵庫県知事の井戸敏三という嫌煙男が、たばこ嫌いという自身の詰まらぬ習癖をおべっか使いの下僚どもとグルになって県の条例にしようとしていることをご存知の方が多いと思いますが、ジャーナリストの神足裕司氏がその実態をルポして「喫煙は悪か。弱者の憩いを、どこまで奪う気か」という視点で、取り上げたものです。

札付きの嫌煙者ばかりで構成した県庁の「条例検討委員会」という名称のイカサマ組織を使って、トンデモ条例つくりを正当化しようという井戸敏三の手法は、民主政治の正当性そのものを踏み躙るもので、こうした悪辣なやり口が罷り通るなら、善良な有権者の地方行政への信頼を失墜させ、いずれは地方自治制度を崩壊に導き、政治テロリズムという名の直接抗議行動を招来することになるでしょう。

井戸敏三は自治官僚出身との由で、その牧民官気取りの思考の底の浅さが露呈した訳ですが、反対論を締め出して封殺し、強引に押し切れば良いというその行動様式は、世間の嫌煙運動がナチズム、ファシズム、共産主義等の悪しき全体主義と通底していることを分かりやすく世に喧伝したものと言えます。

なお、神足裕司氏のリポート中の「喫煙者=弱者」という独特の視点には必ずしも与するものではありません。ここでは神足氏の激しい義憤の念がそういう切り口につながったものと受け止めておくだけにとどめ、議論は別の機会に譲ります。

また、日刊SPA!でも「禁煙ファッショが日本経済をだめにする」という記事シリーズをインターネット上で連載中ですので、読者の皆様に併せてご紹介致します。

http://nikkan-spa.jp/16326
2011.11.15