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新年のご挨拶

平成31年元日

明けましておめでとうございます。

パイプ喫煙愛好家の皆様は平成最後の新年を、愛するパイプとともに迎えられたことと存じます。このホームページを愛読して下さる皆様方、日本パイプクラブ連盟の活動をご支援、ご協力下さる皆様方に改めて新年のお祝いを申しあげます。


昨年は10月27日(土)、28日(日)に第14回世界パイプスモーキング選手権大会を東京の淺草ビューホテルにて開催いたしました。このホームページにてその状況を大会後記写真、動画にて紹介いたしましたので、参加されなかった方々も大会の様子をご覧いただけておられることと存じます。

パイプスモーキングの世界選手権大会はオリンピックと同じく4年に一度開催されます。日本での開催は、1976年の第3回、1990年の第7回に続く3回目の開催でした。

多くのパイプ喫煙愛好家の中には、過去2回の世界大会に参加された方々もおられることと存じます。ただ、前回から28年間の空白期間があるので、全く新しい気持ちで開催準備と当日の運営に取り組みました。

お陰様で、大会は大変盛り上がり、楽しく開催することができました。海外からの参加者からも大変好評でした。

大会は前夜祭(ガラ・ディナー)、世界スモーキング選手権大会、パイプショウで構成され、その間に世界パイプクラブ委員会(CIPC・Committee of Pipe Smokers Club)の諸行事がありました。

今回の大会にはCIPC加盟29ヶ国の内、25ヶ国から約200名が参加し、前夜祭は出席者のほぼ半数が海外からの参加者でした。過去2回の日本での世界選手権大会は、海外からの参加者は5ヶ国、40〜50人程度でした。

今回は、このように多数の海外からの参加者があり、国際大会と呼ぶにふさわしい内容の盛大なパイプ大会となりました。

世界選手権大会が盛会裡に開催することが出来ましたのも皆さまの心温まるご支援、ご理解の賜物であり、心より感謝と御礼を申し上げます。


今年は「宮城パイプスモーカーズクラブ」の主宰により、仙台市の江陽グランドホテルにて第45回記念全日本パイプスモーキング選手権大会を開催いたします。

全日本選手権大会は、世界選手権大会と違い、参加資格の制限はありません。当連盟加盟パイプクラブのメンバーが主体であることは変わりませんが、パイプクラブに所属されていない方々も「フリー」で参加されることが出来ます。毎回、多数の「フリー」の参加者があり、歓迎しております。今回も是非とも会員以外の方が多数参加して下さることを期待しております。

全日本選手権大会ではスモーキングコンテストに併設してパイプショウを開催します。多くのパイプ作家やたばこ関係企業がテーブルを並べ、展示即売いたします。毎回大変な賑わいで、一つの呼び物となっております。パイプショウは、入場無料です。パイプにご興味をお持ちの方は気軽にお立ち寄りください。パイプを手に取ってみたり、パイプたばこを試喫したり、パイプの雰囲気に浸ってみる良い機会です。


CIPCの会長は世界選手権大会のプログラムに寄せた挨拶の中で、アインシュタインの箴言「パイプ喫煙は人間社会の諸事全般の平静かつ客観的判断に少なからず寄与するものである」を引用して、パイプスモーキングの効用を訴えております。

また若い世代の方々でパイプ喫煙が再び盛んになってきた例として、CIPC会長の母国のオランダで最近27名の若者が集まってパイプクラブを立ち上がったことを紹介していました。

日本では北海道の札幌から、沖縄の那覇まで28のパイプクラブがあります。中には若い方がクラブの運営の中心となっているクラブもあります。

大げさな言い方ですが人類の歴史は若返りの連続であります。パイプの世界でも、もっと多くの若い方がメンバーに加わり、クラブ活動を盛り上げる核となってもらうことを期待しております。


東京オリンピック開催を控え、喫煙に対する制約が厳しくなって来ております。そうした時代の流れの中でもパイプ喫煙愛好家は毅然として、種々の対応を考えながら、愛するパイプを喫い続けたいものです。

心強いことはこのホームページに多くの方々の支えがあることです。読者の統計を取っておりますが、昨年10月はアクセス数が67万8千件と過去最高となりました。世界選手権大会の開催が多くの方の興味を引いたことによると思います。

昨年の1月から11月末までのアクセス数の累計は620万件を超えました。年間では約730万件のアクセス数を誇ります。毎日ほぼ2万件の読者アクセスがあるわけです。

喫煙に対するつまらぬ規制が強まって行く中でも、多くの共感があることの裏付けです。このような多くの方々の理解と賛同があることを支えとして、種々の方途を工夫し、今年もパイプの煙の輪を拡げて行きたいと思います。

皆様のまた1年のご多幸を祈念いたします。

日本パイプクラブ連盟会長 梶浦恭生