シガ−座談会
編集後記
シガー愛好家座談会に惜しくも所用で出席できなかったシガーの専門家で、ご自身も超愛好家のKさん(シガー歴30余年)が、参加できなかったのを残念がって、後日、日本パイプクラブ連盟に専門家の技術的視点から玉稿を寄せて下さいました。Kさんに深く感謝して、座談会の別稿ということで誌上参加します。
太い葉巻と細い葉巻のドローに関して言えば、煙量が多い分だけ、ニコチンとタールの分量が多くデリバーされるのではないでしょうか。
また、心理的な感覚的な影響もあるのではないかと思います。
パイプでもそうですが、リップの煙道を小さいままにしてリップまで持ってきたものと、 我々が言うところの「口切」してある吸い口、を比較しながら喫煙しても煙の出方は、差はありません。
しかし、口切がしてあると、煙が口の中で広がっていくとスモーカーが勝手に想像して煙がマイルドになる。という印象に変わってきます。
逆に、出口が広がっていると、流体の特性として集中して出てきます。
いい例がロケットの推進のエネルギーの出口は広がっています。一点にエネルギーを集中させて、推進力を増して飛び立つことでも判ります。
煙の出口を2ミリ以下にすると、ドローが強い場合、出口の直ぐそばに舌があるときつく感じます。舌にあてない吸い方をすると、拡散します。これでは、スモーカーに心理的ストレスを与えてしまいます。
この拡散をメインコンセプトにしたパイプがドイツのベルリンデザイン(BD)のパイプです。煙道の出口が1.9ミリの煙道の穴が2本開いています。流体力学的に見ても、ドローされた煙は、1/2ずつに分散され口腔内に入るので、煙はやわらかく感じられ、マイルド感が生まれるとメーカーが言っていましたが、私としては、流体力学的な数値による検証をまだしておりません。研究してみます。
イタリアのブレビアのパイプは、口切された出口に、煙が2箇所から出るようなアダプターをつけて吸わせます。
これは、先代のエネア・ブレビアが考案したシステムです。確かに煙は拡散して口腔内に広がっていきます
「口切」は1900年を境に、メーカーがこぞってはじめました。
それまでのパイプは、3.5ミリから4ミリの煙道のままで丸い穴がリップまで開けられていました。
穴の出口が4ミリもあるようなパイプは、咥えての喫煙は無理があります。パイプを手に持っての喫煙です。
時代の要求により、「咥えパイプ」のできるシェープが主流になりました。パイプを咥えて仕事、手作業ができるからでしょうか。
また、吸い口のビットを薄くすると、シェープのデザイン的収まりもよくなります。1900年代の中頃からは、フィッシュテールの時代に入ってきます。ますます、咥えることの出来るパイプが主流になってきました。
話はパイプの方にそれましたが、太い葉巻も細い葉巻も、穴の開け方、ドローの仕方で印象が大きく変わってきます。
ピアースを使って、葉巻を喫うにも色々は方法があります。また、その方法で印象も変わってきます。
現在はフラットカットの大きくカットするのが主流です。
最後にQ子より
シガー愛好家の皆様、あるいはこれから挑戦してみようかと思われる方、参考になりましたでしょうか???

